これから中古マンションを購入予定の方にご紹介したいのが、二重床や二重天井構造のマンションです。
今回は、マンションの構造にある二重床や二重天井についてさまざまな観点から詳しく解説します。
二重床や二重天井構造のマンションって？構造上の特徴
まずは、二重床や二重天井構造のマンションにはどのような特徴があるでしょうか。
直床は、コンクリートなどの基礎部分に直接フローリングなどの床材を貼る構造です。
また、直天井は、上階床の基礎部分に直接天井クロスなどを貼る構造です。
一方で、二重床はコンクリートなどの基礎部分の上に支持ボルトなどを立てて、その上に床材を乗せて仕上げる構造を指します。
基礎部分と床材の間には、配管や電気配線などを通せるようになっています。
二重天井は、マンションの上階床にあたる基礎部分の下に支持ボルトなどを取り付けて、その下に天井クロスを貼る構造です。
二重天井の基礎部分と天井クロスの間には、換気扇のダクトや照明器具などの配線を通せるようになっています。
二重床も二重天井も基礎部分に直接床材や、天井クロスを貼らないで空洞部分を作るのが特徴です。
二重床や二重天井のマンションの利点とは？
二重床や二重天井のおおまかな構造を説明しました。
では、二重床や二重天井構造のマンションにはどんな利点があるでしょうか。
まず、二重床と二重天井構造のマンションの利点として最初に挙げられるのは、防音性が高く騒音対策になる点が挙げられます。
二重床や二重天井は基礎部分と床材や天井クロスの間に空間があり、配管などを通します。
文字通り床や天井が二重構造になっているため、防音効果が得られ騒音対策になるのです。
続いて、2つ目の利点にはリフォームのしやすさが挙げられます。
直床や直天井は、配管やダクトなどが基礎部分に埋め込まれているため、リフォーム時に移動するのが難しくなります。
その点、二重床や二重天井は、基礎部分と床材などの間に配管などを通しているため、リフォーム時に比較的簡単に移動できます。
したがって、中古マンションを購入しリフォームして住みたい場合にはリフォームしやすい二重床や二重天井の物件を選ぶと良いでしょう。
二重床や二重天井のマンションの難点とは？
二重床や二重天井構造のマンションは利点が大きいですが、唯一難点を挙げるとすれば、施工費用がかかる点です。
二重床にすると、床下に空洞ができ太鼓のように音が響いてしまう場合があります。
それを解消するために費用がかかるのです。
また、二重床や二重天井構造だとしても全く音が響かないとは言えない点も、注意点として押さえておきましょう。
まとめ
二重床や二重天井構造のマンションは騒音対策になりリフォームがしやすくおすすめです。
施工費用はかかりますが、メリットは大きいと言えるので、中古マンションの購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
私たち工藤不動産株式会社では、横浜市旭区・保土ケ谷区の中古マンション物件を多く取り扱っております。
